Alteryx Designer 2023.2にてGetPart、GetLeft、GetRightの関数が追加されました #Alteryx
こんにちは、スズです。
2023年11月1日(アメリカ現地時間)に、Alteryx 2023.2がリリースされました。
本記事では、Alteryx Designer 2023.2で追加された関数、GetPart、GetLeft、GetRightについてご紹介します。
前提
本記事の執筆にあたり、使用しているAlteryx Designerの環境は以下の通りです。
- Alteryx Designer 2023.2
- Windows 10 Pro
GetPart
GetPartは、文字列を区切り文字で分割し、インデックスの位置の文字列を返す関数です。区切り文字は複数指定することが可能です。また、インデックスは0から数えます。
GetPartは以下のような記載方法になります。
GetPart(String, Delimiter, Index)
- String: 対象の文字列。
- Delimiter: 区切り文字。複数の区切り文字を指定可能。
- Index: インデックス。結果に返したい文字列がある場所を数字で、0から数えて指定する。
以下の例では、「Alteryx Designer 2023.2」という文字列に対してGetPartを使用しています。
1つ目の式エディターでは、GetPart([Field1], " ", 2)
と入力しており、区切り文字は半角スペース、インデックスは2を指定しています。この場合、文字列全体を半角スペースで分割し、先頭から0から数えて2つ目の塊を返します。そのため、「2023.2」が出力されています。
2つ目の式エディターでは、GetPart([Field1], ". ", 2)
と入力しており、区切り文字はドットと半角スペース、インデックスは2を指定しています。この場合、文字列全体をドットと半角スペースで分割し、先頭から0から数えて2つ目の塊を返します。そのため、「2023」が出力されています。
GetLeft
GetLeftは、文字列を区切り文字で分割し、最初の区切り文字の左側の文字列を返す関数です。
GetLeft(String, Delimiter)
- String: 対象の文字列。
- Delimiter: 区切り文字。複数の区切り文字を指定可能。
以下の例では、「2023/12/18 12:00:00」という文字列に対してGetLeftを使用しています。
1つ目の式エディターでは、GetLeft([Field1], " ")
と入力しており、区切り文字は半角スペースを指定しています。この場合、最初に出てきた区切り文字の左側の文字列として「2023/12/18」が出力されています。
2つ目の式エディターでは、GetLeft([Field1], "/ ")
と入力しており、区切り文字はスラッシュと半角スペースを指定しています。この場合、最初に出てきた区切り文字は2023のあとのスラッシュになります。そのため、結果として「2023」が出力されています。
GetRight
GetRightは、文字列を区切り文字で分割し、最初の区切り文字の右側の文字列を返す関数です。
GetRight(String, Delimiter)
- String: 対象の文字列。
- Delimiter: 区切り文字。複数の区切り文字を指定可能。
以下の例では、「2023/12/18 12:00:00」という文字列に対してGetLeftを使用しています。
1つ目の式エディターでは、GetRight([Field1], " ")
と入力しており、区切り文字は半角スペースを指定しています。この場合、最初に出てきた区切り文字の右側の文字列として「12:00:00」が出力されています。
2つ目の式エディターでは、GetRight([Field1], "/ ")
と入力しており、区切り文字はスラッシュと半角スペースを指定しています。この場合、最初に出てきた区切り文字は2023のあとのスラッシュになります。そのため、結果として「12/18 12:00:00」が出力されています。
最後に
Alteryx Designer 2023.2で追加された関数、GetPart、GetLeft、GetRightについてご紹介しました。